教えてくれた人 加藤 健太朗 さん
イタンリアンカフェ「II Cugino cafe ~イクジーノカフェ~ 」のオーナー・バリスタ。独学でバリスタの技を磨き、お客様に多彩なラテアートを提供。
エスプレッソマシンが無くてもインスタントコーヒーでも大丈夫
秋がだんだんと深まり、あたたかなコーヒーが恋しくなる季節。いつものコーヒーにちょっとしたアレンジを加えれば、また違ったコーヒーの魅力がおうちでも楽しめそうです。
そこで今回はイタリアンカフェオーナー・バリスタとしてご活躍される加藤さんに、手軽にできるラテアートとお酒を使ったアレンジコーヒーを教えていただきました。特にラテアートは、バリスタのようなテクニックや本格的なマシンがないとできないのでは…と思いきや「お子様と一緒に十分楽しむこともできますよ」と加藤さん。「ご家庭で作る場合は、エスプレッソマシンがなくても、インスタントコーヒーを使って濃いめで作れば大丈夫。お子様向けならココアもおすすめです」とのこと。ミルクフォーマーやアイスピックなど、道具類も100円均一ショップで手に入れられるものでOKだとか。
親子の時間やおもてなしシーンでも笑顔が広がりそうなラテアート、この秋は気軽に楽しんでみませんか。
※ミルクフォーマーやアイスピックまたは竹串など100円均一ショップでも揃えられる道具を使って、手軽にラテアートが楽しめます。
65度に温めたミルクをミルクフォーマーで泡立てます。まわすようにしながら全体をしっかりと泡立てるのがコツです。
泡立てたミルクは全てカップに注がず、ラテアート用に少し残しておきましょう。
エスプレッソなど濃いめのコーヒーまたはココアを少量入れたカップに、近い位置から①のミルクを注ぐと、ミルクが表面にあらわれます。
難しい場合は、コーヒーを注いだ後に上から①のミルクをのせてもOK。
ラテアート用に残しておいた①のミルクをスプーンにとり、コーヒーの表面にのせるようにして、小さな白い丸を4箇所作ります。
小さな白い丸はクマの耳や足となる部分です。バランスを考えてのせましょう。
ピックの先にコーヒーをつけて、目や鼻など茶色いポイントを描けば、可愛いクマさんが完成。
まわりにハート型を作る場合は、③の手順と同様にミルクをのせ、ピックで縦に筋を入れるとできます。
秋の夜長は、ほんのりお酒を薫らせたアレンジコーヒーで大人の時間を楽しむのも素敵です。加藤さんに教えていただいたのは、美しい3層のアレンジコーヒー。器もシャンパングラスを使えば、いつもと違った大人の雰囲気が演出できます。最初にハチミツ、続いてチョコレートリキュールを加えたコーヒー、その上にフォームミルクをのせて3層になるように注ぎます。仕上げにチョコソースをかけてできあがり。
チョコソースは何重か円を描くようにかけ、ピックで中心から外側、外側から中心へと交互に筋をつけていくと、花柄のような美しい模様が描けます。
おうちでのパーティーや結婚記念日にも、ちょっとしたサプライズになりそうな一杯をどうぞ。
仕事中や勉強中など集中力を高めたい、また眠気をすっきりとさせたい時に、心強い味方となってくれるのがコーヒー。その他にも、ストレスを和らげリラックス効果をもたらす、また運動する前に飲むと体脂肪が燃えやすくなるなど、コーヒーには健康や美容に関するさまざまな働きが期待されます。また最近では、コーヒーを飲む人は、飲まない人と比べて心臓病や脳卒中などで死亡するリスクが低いといった調査結果も明らかになってきています。
もちろん、体にいいからといって飲み過ぎはNG。1日2~3杯までにとどめておくことを目安として、コーヒーとよいつきあいを心がけましょう。
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