教えてくれた人 中山 麻実 さん
クッキングスタジオ&野菜ケーキ工房 マダムアリス代表。野菜ソムリエ・国際中医薬膳師・食育アドバイザー。野菜カフェ「まめはな」のプロデュースなど幅広い分野で活躍
スムージーとジュースはどう違う?
スムージーとジュースの決定的な違いは、果物や野菜を「皮ごと使う」ことにあります。スムージーは皮の内側に含まれる豊富な食物繊維やビタミンなどの栄養素がそのまま吸収でき、30歳をピークに減少していく酵素も手軽に補えます。また液体状にすることで同量の果物や野菜をそのままで食べるよりも摂取しやすく、消化吸収がアップされるのもポイント。お肌や腸内環境にもうれしい効果が期待できるので、女性はもちろん、野菜嫌いなお子様にもぜひおすすめしたい飲み物です。
「春はからだも芽吹くときなんですよ」と教えていただいたのは、野菜ソムリエとして多岐にご活躍される中山 麻美先生。新生活がはじまる時期はからだもスタートさせようと動き出す時であり、スムージー生活をはじめるのにもぴったりなのだそうです。
そこで今回は、春におすすめな2タイプのスムージーをご紹介いただきました。みずみずしい美味しさはもちろんのこと、この時期こそ積極的に摂り入れたい栄養価やアレンジの工夫なども考えられた、とっておきのレシピ。また、失敗しないコツをおさえておけば、レパートリーも広がりそうです。
ママやお子様も飲みやすくヘルシーなスムージーで、これからの季節をもっと楽しんでみませんか。
※道具はミキサーやハンドミキサーのほか、フードプロセッサーでもOK。またバナナやいちごなど柔らかい果物などはフリーザーバッグでも作れます。
材料に使うチンゲン菜は、心を落ち着ける効果がある癒やしの野菜。そわそわと落ち着かない新学期や新年度のはじまるこの時期に、グリーン色に輝く一杯で家族を応援しませんか。
- 作り方 -
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❶ 材料を切る。
りんごはへたと種の部分を取り除き、皮ごとサイコロ状に。チンゲンサイは5mm幅程度に細かく切ります。
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❷ 材料を入れる。
1で切った材料にレモンの絞り汁、水、はちみつを加えます。
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❸ 混ぜ合わせる。
ミキサーでりんごの固まりがなくなる程度に約1分間混ぜ合わせます。完成グラスに氷を入れ、3を注いで完成。
おすすめアレンジ
チンゲン菜を小松菜に、水を牛乳にすると、カルシウムが強化!イライラを抑えたい時やお子様の運動会がはじまるシーズンにもぜひお試しください。ヨーグルトを加えるのも◎。
ビタミンCたっぷりのいちご、大豆のたんぱく質が豊富で女性ホルモンの代わりになると言われる豆乳を使ったレシピ。手もみで楽しく手軽に、お子様と春色スムージーを休日の朝に作ってみてはいかが。
- 作り方 -
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❶ いちごのヘタを取る。
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❷ 材料をフリーザーバッグに入れる。
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❸ 手でもみながら混ぜ合わせる。
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❹ 氷を入れたグラスに注ぐ。
フリーザーバッグ底の角を切り、グラスに注ぐとカンタン!
おすすめアレンジ
豆乳の代わりに牛乳やヨーグルトを使うと、とても爽やかな一杯に。夏におすすめです。
メインの材料と水分はほぼ1対1
スムージーを作る際には、果物などメインとなる材料と同量またはやや少なめの水分(水や牛乳など)を使いましょう。また、小松菜などの青菜を使う場合は、メイン材料の約1割程度の比率におさえると飲みやすくなります。
メインとサブ材料の色を合わせる
果物や野菜を皮ごと使うため、異なった色の材料を組み合わせると見た目が悪くなります。水彩絵の具を混ぜ合わせて色を作るように、材料を同系色でまとめるとよいでしょう。
お好みでアクセントをプラス
レモンの絞り汁ほか、きな粉やヨーグルトを加えて風味や栄養価をアップさせるのもおすすめ。またコショウなどのスパイスも味わいの楽しいアクセントとなります。
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