治安がいい街の特徴は?長く住むための35項目のチェックリストを公開
- 2023.04.10
- 住まいのお役立ち情報
- 治安がいい街の特徴
結婚や出産、子供の成長をきっかけにマイホームの購入を検討していて「住宅は大きな買い物になるため、安心して長く住める街で暮らしたい」「安心して育児ができる街で暮らしたい」と思っていませんか?
そのような方向けに治安がいい街の特徴をご紹介します。この記事では、お客様が候補にしている土地、物件が安心して住めるかどうかのチェックリストをご用意しているため、ぜひ活用してみてください。
安心して長く住む治安がいい街を選ぶ重要性
マイホームは住宅ローンを組んで購入する方が多く、大きな買い物になるため安心して長く住める治安のいい街の物件を購入することが大切です。
物件の価格や性能、デザインを重視して治安を軽視することはおすすめしません。なぜなら、犯罪に巻き込まれたり近隣トラブルに巻き込まれたりして、マイホームを手放さなければいけなくなるためです。
マイホームを手放す際にも仲介手数料や、引っ越し代金など費用がかかります。また、お子様がいる場合は転校をさせなければいけない恐れがあるため、物件選びをする上で治安を重視するようにしましょう。
治安がいい街の3つの特徴
物件選びで治安を重視する重要性を説明しましたが、安心して長く住める街には共通点があります。
閑静な住宅街
店舗が少なく住宅が立ち並んだ住宅街は治安が良いです。なぜなら、セキュリティカメラの設置など防犯対策をしている住宅が多いためです。また住宅街全体で防犯対策に取り組んでいる住宅街もあります。そのため、泥棒も近寄ることができません。
また、大きな通りが少ないためトラックなど大型車両が頻繁に通ることはありません。そのため、交通事故も少ないです。車の騒音を気にせず住むことができます。
高級住宅街だと街のルールに従ってゴミを出す人が多いため、道路にゴミが落ちていることもありません。キレイな街並みで快適に過ごせるでしょう。
家賃相場が高い
家賃相場が高いエリアには、高年収の人が住んでいます。高年収の人は教養が高く、挨拶やマナーを知っていて気遣いもできます。
また自分に自信を持っているため、おおらかな性格をしている人が多いです。そのため、自慢やマウンティングをすることもありません。家賃相場の高いエリアを選べば、教養のある人と共に生活できて、子育てもしやすくなるでしょう。
そのため、治安を重視したい方は家賃相場が高いエリアの土地、物件を候補にすることをおすすめします。
充実したパトロール
治安がいい街には、地域住民の方々が集まって自主的に防犯活動を行う防犯パトロール隊が存在します。防犯パトロール隊は、通学路に立って子供を見守ったり、街を巡回して空き巣や車上荒らしなどの犯罪を防止したりしています。
それだけでなく、パトロールと一緒にゴミ拾いが行われていることも多いです。このように地域の人々が防犯パトロールをしてくれている地域だと快適に暮らすことができます。
そのため、パトロールが行われているか確認してみましょう。
治安がいい街を見極めるコツ
治安がいい街の定義は人それぞれのため、候補の土地や不動産が安全に長く住めるかを見極めましょう。ここでは、治安がいい街を見極める方法をご紹介します。
インターネットで情報収集する
希望のエリアの治安に関して、インターネットで情報収集できます。希望のエリアの治安に関する情報を検索すると、ニュースや口コミなどが見つかります。全てを鵜呑みにする必要はありませんが、悪い話ばかりしか書かれていない場合は、そのエリアを避けた方がよいでしょう。
また、警視庁が公開している犯罪情報マップを活用すれば、「ひったくり」「公然わいせつ」「自動車盗」などの犯罪別の情報が収集できます。直近で犯罪が起きていないかを把握したいという場合に便利なため閲覧してみましょう。
犯罪発生率を確認する
治安がいい街かは犯罪発生率から判断する場合が多いです。犯罪発生率を確認すれば、空き巣被害やストーカー被害などの犯罪に巻き込まれないか判断できます。
犯罪発生件数は物件所在地を管轄する警視庁の公式サイトで簡単に調べられます。市区町村の犯罪発生件数を調べるのではなく、番地まで細かく区切って調べるようにしましょう。そして「犯罪発生件数÷市町村の人口×1000」で算出すれば、犯罪発生率を計算できます。
犯罪発生率が全てではありませんが、治安がいい街かを把握できます。
街を歩いてみる
治安が良い街かを見極めるために街を歩いてみましょう。気になる物件を見つけたら、歩くことで見えてくることが沢山あります。
例えば、インターネット上では良い物件だと思ったけれど、見栄えの悪い空き家があるなど現地に行かなければ分からないこともあります。
街を歩く場合は道路にゴミが落ちていないかを確認しましょう。また、近くにコンビニがある場合は、トイレがキレイに使用されているかを見てみると、マナーを守る住民が住んでいるかを把握できます。
次の項目に街を歩くときのチェックリストを掲載しているため、利用して街を散策してみてください。街を散策する場合は昼間と夜間の両方で実施するようにしましょう。なぜなら、昼間と夜間で雰囲気がガラリと変わる街もあるためです。
不動産会社に尋ねる
安心して住める物件かを見極めるために、不動産会社に質問してみましょう。犯罪発生率を計算したり街を歩いたりしても把握しづらい近隣住民について教えてもらえます。それだけでなく、エリアや不動産に関する知識を豊富に持っています。
「自治体の支援制度はあるのか?」「待機児童の問題なくて子育てがしやすいか?」など、あらゆる情報を教えてもらえるでしょう。
また、近隣トラブルなどに巻き込まれて不動産を手放さなければいけないときに売却できるかどうか、不動産の資産性を確認しておくと安心です。
長く住める治安がいい街のチェックリスト
治安がいい街かを見極めるコツをご紹介しましたが、確認すべき項目の抜け落ちが発生しないようにチェックリストを作成して確認するようにしましょう。当社がチェックリストを作成しましたので活用してみてください。
アクセス
1.駅からの徒歩分数を測定する
2.自宅から駅までに坂道がないかを散策してみる
3.ショッピングモールが行動範囲にある
4.電車やバスが夜遅くまで運行しているかを確認する
生活利便性
1.徒歩圏内にスーパーマーケットがある
2.夜間診療に対応している病院がある
3.街の雰囲気が自分に合っている
4.公園や児童館が近くにある
5.中高一貫校や有名大学がある
6.児童待機の問題がない
立地条件
1.南向きで日当たりが良い
2.閑静な住宅街で落ち着いて暮らせる
3.街の雰囲気が好きである
4.虫が発生しない環境かを確認する
5.砂ぼこりが立ちやすくないかを確認する
治安
1.犯罪発生率が低い
2.周辺に風俗店やパチンコ店など嫌悪施設がない
3.騒音が出る施設がない
4.自転車の不法投棄がない
5.コンビニのトイレやゴミ箱がキレイに使用されている
6.壊れたままのガードレールなどがない
7.スーパーマーケットに「万引きは犯罪です」のようなチラシが貼られていない
近隣住民
1.近隣住民の方が穏やかである
2.建物の周辺にゴミが散乱していないかを確認する
3.近隣の建物のポストにチラシが散乱していないを確認する
4.不動産会社に尋ねて、どのような人が住んでいるかを確認する
物件の資産性
1.住宅ローンの返済比率が給与手取りの1/3に収まる
2.街の開発が行われている
3.不動産会社に尋ねて、不動産の資産価値を確認する
災害リスク
1.地震や台風、津波などの自然災害の被害が少ない
2.川が近くにあるけれど河川氾濫の恐れがない
3.災害の被害を受けないかハザードマップで確認する
自治体の支援制度
1.見守りパトロールを実施している
2.子育て支援制度が充実している
3.託児施設が充実している
このような街には注意
治安がいい街の見極め方をご紹介してきましたが、多くの人で賑わうターミナルの近くに住むのはおすすめできません。なぜなら、人が集まりやすいことから夜中まで営業している飲食店が多く酔っ払いに絡まれる恐れがあるためです。また、風俗店やパチンコ店などの嫌悪施設がある場合は、店舗の利用者が出入りしています。そのため、治安が悪くなりがちです。そのため、このようなエリアとは離れたエリアを選ぶことをおすすめします。
まとめ
マイホームの購入は生涯に何度も訪れるわけではないため、安心して長く住める治安のいい街の物件を購入することが大切です。この記事では、気になる物件の治安を確認する方法をご紹介しました。
治安のいい街には共通点がありますが、お客様によって住みやすい街かどうかの基準は異なります。そのため、気になる物件の周辺を散策してみたり、エリアに詳しい不動産会社の担当者に尋ねてみましょう。この記事では、治安のいい街であるかを見極めるためのチェックリストをご用意しました。ぜひ、チェックリストを活用しながら住みやすい街かを判断してみてください。
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